無料配布・A4 2枚

この作業は、あと何年 教えられますか。
技能伝承の棚卸しシート

作業ごとに「その作業を教えられる人が何人いて、その人たちがあと何年いるか」を書き出す紙です。書き終えると、5年以内に教えられる人がいなくなる作業が名前つきで並びます。課の朝礼や安全委員会で、そのまま使えます。

登録もメールアドレスも要りません。事業所内での印刷・記入・回覧は自由です。

書き方は3つだけ

30分あれば1枚埋まります。10作業ぶんの欄があります。

STEP 1

作業を書き出す

工程名ではなく、教えるときの単位で書きます。「旋盤」ではなく「A材の段取り替え」。まずは免許を取れば誰でもできるわけではない作業からです。

STEP 2

教えられる人を数える

できる人ではなく、人に教えられる人だけを数えます。ここを甘くすると、紙の意味がなくなります。

STEP 3

残り年数を出す

教えられる人のうち、いちばん長く残る人が定年まで何年か。それがこの作業の残り年数です。

「教えられる人が1人」は、0人の一歩手前です。その人が休んだ日、辞めた日に、その作業は止まります。人数の欄に1が並んだら、そこから手順書を書いてください。全部を残そうとすると、たいてい1枚も残りません。

中身

1枚目が書き込み表、2枚目が記入例と法令の整理です。

棚卸しシート1枚目。作業名、教えられる人の人数、いちばん長く残る人の定年までの年数、必要な法定資格、有資格者数、残り年数と判定の6列からなる10行の表。
1枚目:棚卸し表(10作業ぶん)
棚卸しシート2枚目。段取り替えや調色などの記入例と、特別教育の記録3年保存を含む法令の整理。
2枚目:記入例と法令の整理
書き終えると、たいてい同じことが起きます。法定資格が要る作業ほど人数が足りていて、資格が要らない作業ほど1人しかいない。資格は名簿で管理されているので減れば気づきますが、資格の要らない勘どころは誰も数えていないからです。このシートは、その数えていないほうを数えるための紙です。

記録は、どこまで残す義務があるか

特別教育(労働安全衛生規則 第38条)
特別教育を行ったときは、受講者・科目などの記録を作成し、3年間保存する義務があります。
雇入れ時等の教育(同規則 第35条)
条文には記録の作成・保存義務の定めはありません。ただし監督署対応や労災対応の実務では、雇入れ時教育についても同等の記録を残しておくのが通例です。
社内の技能検定
法令上の制度ではありません。特別教育・技能講習・免許の代わりにもなりません。法定資格は「無いと作業させてはいけない門」、社内の等級は「伝承の進み具合」として、分けて扱ってください。

記載の条文は2026年9月時点のものです。本シートは法令の遵守・監査の合格・労働災害の防止を保証するものではありません。個別の判断は所轄の労働基準監督署または専門家にご確認ください。

この棚卸しを、ソフトの中でやることもできます

写真つきの作業手順書、危険源と対策、社内技能検定、教育記録、力量評価表を1つにまとめ、「この作業はあと何年で教えられる人がいなくなるか」を自動で計算するアプリを作りました。買い切り79,800円(税込・1事業場)、月額はありません。インターネットに接続できない工場でも動きます。体験版は登録もメールアドレスも不要で、作業手順書を3件まで作れます。そのデータは製品版にそのまま引き継げます。

シートの書き方のご相談は info@randy-lab.com へ。メール1通で構いません。営業のお電話はいたしません。